2012年3月6日

5.3 連合工程と連合協定

2009年11月23日、EU・ウクライナ協力審議会はEU・ウクライナアクションプランの失効に伴い連合工程を採択しました。工程表はアクションプランを置き換え、EUとウクライナ共通の機構的枠組みを更新する連合協定が話し合われることになりました。EU・ウクライナ連合協定に向けて連合工程が暫定的な合意として連合協定が準備導入されることになりました。[199]この第五章を執筆している2010年12月26日現在、連合協定はまだ締結されていません。 2010年11月22日の第14回EU・ウクライナサミットにて欧州委員会委員長バローゾとウクライナ大統領ヤヌコヴィチは連合協定の重要性を強調し、ウクライナの政策がEUの規範や基準、ベストプラクティスへ収束していくことを通じて部門的統合を促すサミットでの議定書を歓迎しました。[200] 工程表は民主主義、法の支配、基本的人権、根本的な自由、汚職対策、外交・安全保障政策、司法における協力、自由と安全保障問題、完全な自由経済の機能を確立させる経済協力、エネルギー協力を促進する政治的対話を明記しました。工程表の最後の段落には両者における共通委員会による工程表の進捗を確認するための監視を明記しました。[201]新たな枠組みである連合協定は今後締結されることになっていますが、暫定的な手段である連合工程の視点はアクションプランの枠組みを超えるものではないようです。

[199] European Commission. (2009, 11). EU-Ukraine Association Agenda. pp.1-3
[200] Council of the European Union. (2010, 11 22). 14th EU-Ukraine Summit (Brussels, 22 November 2010) Joint Press Statement. p.1
[201] European Commission. (2009, 11). EU-Ukraine Association Agenda. pp.6,10,13,15-16,21,35

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目次

はじめに 1.序論 2. ロシアとしてのソビエト連邦との歴史的関係 2.1 ウクライナ国家の形成とその余波 2.1.1中央ラーダとウニヴェルサール 2.1.2 ヘトマン 2.1.3内戦とディレクトーリヤ 2.2 ウクライナ・ソビエト社会主義共和国の成立...